見たいという欲望について。
最近、ある方のホームページで
人間には、 見たいという願望、 目の欲望という 人間の原始的な衝動として 見ることへの愛着がある という記事を読みました。
幼稚園の入園式の朝 支度をする母を 家の外で待っていると バキュームカーが来ました。
その独特な臭いから それが、どんな作業か なんとなく、 予想はついたけど
あの丸い蓋の下は どうなっているんだろう
見たい。 見てみたい。
と、思ったのでした。
そっと、近づき ホースが突っ込まれている 丸い蓋の中を覗き込んだけど なかなか、見えない。
もっと、近づいてみたけど 見えない。
と、その時 自分の頭の上に 何かが、降ってくるような そんな、変な感覚を覚え、 触ってみると、、、
なぜか、 髪の毛に、便らしきものが付いていたのです。
だから、 近づいちゃだめって言ったでしょ と、叫ぶ母。
私の頭上付近に居たホースに 小さな穴が空いていて、 その穴から、
吸い上げられたモノが 噴射していたらしいのです。
結局、
見たいと思った 丸い蓋の中は見れず、 母には叱られ、 なんとも言えない 欲求不満な気持ちで 入園式に行きました。
それから私の
見たい。
という欲望は 止まることはありませんでした。