蕪島の思い出
今年99歳になる私の祖母は 80歳を迎えるまで 蕪島の近くで
【かぶしま食堂】を営んでいました。
食堂と言っても、 普段は漁師さん達が、 朝獲れたイカやサバと交換で 昼からコップ酒を呑むという食堂でした。
毎年3月には 蕪島祭りがあり その時は、 漁師さん達以外のお客さんが ラーメンや、かつ丼を食べていました。
蕪島祭りの日は、 漁師さん達からお小遣いを もらいました。
腹巻の中から出された千円札を握り 蕪島神社のふもとから並ぶ露店に 走って行ったのを覚えています。
綿あめを食べながら 目に入ってきたのは
裸電球に照らされた ヒヨコでした。
その中には ピンクやブルーに着色されたヒヨコもいました。 確か、1羽200円か300円でした。
私は、着色されていないヒヨコを買い 蓋のない箱に入れ渡されたヒヨコを抱え 蕪島神社へ行き おみくじを引いたのを覚えています。
蕪島神社では うみねこの写真も たくさん撮りました。
そして
2015.11,05
蕪島神社全焼 というニュースは 驚きと悲しさと、、、
そんな気持ちでいっぱいになった
出来事でした。