2021.1208.
どこへも行けない、窓の中。 そんな時は、あちらこちら たしかめてみて。 そう、だいじょうぶ 行きたい場所へ 行きたいトコロへ 連れていってあげる。 連れていってください。


20211101
後輩の娘さん。三歳。 眩しい。


20211001
全ては錯覚だ。


20210926
夜の撮影、今の時期は好き。 夜の空気、夜の湿度、夜の匂い 全てに、抱かれてねむりたい。


20210905
実は、言いたいことの一割も言えない性格だった。いや、いまだに。


2021.0722.
四年前の手術の後遺症とでも言いますか。 右側の脇の下のリンパを摘出したことで、リンパ液の通りが悪化し、 いわゆるリンパ浮腫。痛くもなんともないけど、放置した場合腕が曲がらなくなります! ということで、加圧サポーターを装着して半年経過。...


20210705.
何も追いついていないけど、大丈夫。


境界
本能が分かつものは、湿潤を保ち排除と容認を繰り返す。範囲を保護するものは、粘膜にも似ていて、体温は隔たりだけを見せた。意識は浅い眠りのように、往来を繰り返し交差する。そこから連なる線を、どうか壊さぬように、消してしまわぬように。境界をなくしたら、全てを失うような気がした。


みぎて
歩いて手術室に入り、名前と生年月日を告げた。「今日手術するのはどちらの胸ですか?」「右です」と答えると、前日付けてもらった右胸の印を医師が確認した。手術台に仰向けになった。涙が溢れてきた。頭上近くにいた看護師さんがガーゼで涙を拭いてくれたが、涙は止まらない。何の涙か分からな...


ゆるしいろ
ステイホームは嫌いではないが、強制されると別のものになる。5月下旬、久しぶりに訪れた蕪島。ウミネコの鳴き声はまるで讃美歌のように、後頭部を経由して鼓膜の内側で響き、濃淡でつながる空と海は同じ色に見えた。この色に名前はあるの? 潮の香りはノスタルジーとも違う、紛れのない記憶を...